数学ノート

自分用の数学メモ

変動係数(平均値に対してのデータの散らばりの程度)

■データの散らばりの程度を考える際、平均値の大きさを考慮しないと誤った解釈をする恐れがある。

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上記の表を見て、管理職の標準偏差の方がアルバイトの標準偏差よりもはるかに大きい為、管理職の年収の方がばらつきが大きいと考えるのは適切とは言えない。
このような時に平均値に対してのばらつきの程度を確認する方法として変動係数と呼ばれる値を用いることがある。
変動係数 = 標準偏差 ÷ 平均値

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上記より、平均値に対するばらつきの程度は管理職よりもアルバイトの方が大きいことがわかる。