数学ノート

自分用の数学メモ

同時に取り出すときの確率_③

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①取り出した玉の色が1色となる
 玉の色が一色の場合は以下の3パターン
 4個全てが赤玉\cdots\cdots 場合の数は  _4C_4
   4個全てが白玉\cdots\cdots 場合の数は  _4C_4
 4個全てが黒玉\cdots\cdots 場合の数は  _4C_4

 分母:12個から4個取るので _{12}C_4
 分子:_4C_4+_4C_4+_4C_4  (各色の玉を取り出した場合の数の和)
    ※各条件どうしはORの関係なので和(+)となる

        \therefore  \dfrac{3\times {_4C_4}}{_{12}C_4}=\dfrac{\dfrac{3\times 1}{12\times 11\times 10\times 9}}{4\times 3\times 2\times 1}=\dfrac{1}{165}

②取り出した玉の色が2色となる

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事象\color{blue}{A}の場合の数を計算で求める
2個取り出す玉の色を3色から選ぶので _3C_2=3 通り
4個から2個(2色のうちの1色で)取り出す場合の数 _4C_2
4個から2個(2色のうちのもう1色で)取り出す場合の数 _4C_2
上記より事象\color{blue}{A}の場合の数は
_3C_{2}\times _4C_{2}\times _4C_{2}

事象\color{blue}{B}の場合の数を計算で求める
3個取り出すべき玉の色1色を C色とする→{赤・白・黒}の3通り
1個取り出すべきもう1色の玉の色をD色とする→ C色以外の2通り
つまり、3色から2色を取り出して
3個取り出す用のC色と1個取り出す用のD色を並べる
\therefore  _3P_2=3\times 2=6 通り
4個から(C色で)3個取り出す場合の数_4C_3
4個から(D色で)1個取り出す場合の数_4C_1
上記より事象\color{blue}{B}の場合の数は
_3P_{2}\times _4C_{3}\times _4C_{1}

上記より取り出した玉の色が2色となる確率は
事象\color{blue}{A}事象\color{blue}{B}はORの関係なので和(+)

\dfrac{{_3C_2}\times{_4C_2}\times{_4C_2}+{_3P_2}\times{_4C_3}\times{_4C_2}}{_{12}C_4}
 = \dfrac{8}{165}

③取り出した玉の色が3色となる

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上記のパターンを計算で求めると
3色から2個取り出す用の1色を選ぶ\cdots\cdots{_3C_2}
残り2色から1個取り出す用の1色を選ぶ\cdots{_2C_2}
\therefore  {_3C_1}\times{_2C_2}=3\times1=3 通り

求めるべき確率は
\dfrac{{_3C_1}\times{_3C_2}\times{_4C_2}\times{_4C_1}\times{_4C_1}}{_{12}C_4}=\dfrac{32}{55}